北海道大学クラーク会館大講堂 オルガン1.沿革・はじめに
それゆえ、 クラーク会館のオルガンは ポプラ並木や クラーク像 と並んで北大名物の一つ となっています。このオルガンについてご紹介しましょう。
・オルガン建造のきっかけ
・オルガンの設計と組み立て
到着後は 日独の技師により1ヶ月弱の期間をかけて組み上げられ 1966年5月末に組立と整音が完了しました (クラーク会館自体は1959年に竣工)。 6月6日には当時東京芸大助教授の秋元道雄氏による第一回の演奏会が 収容人数約600人の大講堂で聴衆750人という 盛況の下に行われました。
・竣工後の稼働状況
ところが1985年11月の第30回の演奏会をもって 公開演奏会は中止されてしまいました。 維持費がかかるわりに聴衆の少なかったことが原因のようです。
・息を吹き返したオルガン
これを受けて、 オルガン音楽の演奏と研究を目的とした 北大オルガン研究会が 1994年に 設立されました。 この時、 小林三樹教官(当時、工学部衛生工学教室助教授)が 初代の顧問として設立を手助けして下さいました。 現在、 公認学生団体としてクラーク会館のオルガンを用いた活動を 土曜の夜を中心に行っており、 コンサートも年に数回、開催しております。 学外から演奏者を招いての大学主催のオルガン演奏会も 毎年1〜2回実現しています。
・おわりに
なお、 この解説の作成に際し、 えるむ66号(1993年)巻頭の小林三樹先生の記事、 ならびに 北大時報356号(1983年)の表紙写真解説記事を参考にさせていただきました。 北大オルガン研のホームページへ 更新:1999.10.31 製作:北大オルガン研究会 <webmaster@organ.dyndns.org> | ||